| Zemeth (ゼメス) |
出身地‥‥‥日本 ジャンル‥‥メロディックデスメタル |
![]() Rouge Noir / 2017年 / 85点 |
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| 哀愁メロディをこよなく愛するJUNYA氏によるメロデスプロジェクトの1枚目。彼が1人で全ての楽器をこなし、更にジャケットデザイン、プロデュースまで行っています。 系統的には初期GYZEに近い、コッテコテの国産クサメロデスです。Gtがひたすらにクサいメロディを垂れ流しながら爆走するタイプですね。 最大の特徴は、徹底的に「クサメロ」にこだわっている点です。この手のバンドを形容する時に「金太郎飴状態」などと言う事がありますが、本作はその「クサメロ金太郎飴」がハンパじゃない。出だし1秒から、最後までひたすらにクッサクサのメロディをぶちまけています。今まで「クサい」と言われるアルバムを沢山聞いてきましたが、正直ここまでクサメロが詰め込まれたアルバムは今までに無かったと思います。 そのメロディのレベルも極めて高く、琴線にビンビン触れまくりです。クサいメロディが好きな人ならば、間違いなく悶絶死すると思います(笑)。 が、しかし。かと言って「最高のアルバム」かと言われるとそうでもない。欠点もかなりあります。 1つはGt(とKey)以外の音が非常に弱いという事。Voは声自体は悪くないんですが、純粋にボリュームが小さい為、聞こえづらい。また、Drの音もかなり小さく、Gtに完全に喰われてしまっています。 Gtが主役という事は分かりますが、サラッと聞くとGt以外は後ろの方でドタバタしてるだけ、と聞こえてしまうんですよね。ココは改善した方が良いと思います。 そしてもう1つが「緩急」が無い。クサメロ全開の場面は当然あっても良いと思うんですが、一方で「引く場面」も必要なんじゃないかと思うわけです。そうやって「締める所は締める」事で、曲毎のカラーも出てきて、アルバム全体を聴いた時に良い印象になると思います。 お気に入りは「Lavendel」。クサ嵐の中でも特にズキュンと来た1曲でした。 苦言も言ってしまいましたが、メロディセンスが凄い事は間違いありません。是非ともアルバムを重ねて更に良い作品を作っていってもらいたいです。 |
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![]() MONOCHROME BLOOD / 2018年 / 83点 |
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| 2作目。 一切の変化無し! 頭から尻尾までクサメロを詰め込みまくったメロデスです。 メロディセンスは相変わらず素晴らしいモノがあるものの、GtとKey以外の楽器(Vo含む)のバランスが悪い事や、緩急をつけずにひたすらフルスロットルで吹っ飛ばすと言った前作で指摘した欠点も、そのまんま継続。 個人的には前作に比べて更に一本調子になった感がありますね。特に後半の曲は全部同じ曲に聞こえるくらい、メロディもリズムも似たり寄ったりだと感じました。 「激ロック」のインタビューを見る限り、どうやら全て自覚しているようで、そして変えてないんだから、おそらくこういう批判(指摘)は覚悟した上で、それでも自分のやりたいようにやっているんだなと思いますね。ならば、もはや何も言うまい(汗)。 お気に入りは「慟哭の果てに咲いた華」。本作唯一の日本語タイトル。だから印象に残っているのかも(汗)。 メロディセンスは95点、トータルバランスは78点、総合得点で83点ですw きっとずっとこんな感じなんだろうとは思いますが、でもきっと買い続けると思います(汗)。 |
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| ZENO (ジーノ) |
出身地‥‥ドイツ ジャンル‥‥メロディアス・ハード |
![]() ZENOLOGY / 1995年作 / 88点 |
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| 泣き仙人こと、ウリ・ジョン・ロートの実弟、ジーノ・ロート率いるメロハーバンドの未発表音源集その1。アルバムとしては2枚目。 このバンドを母体とし後にフェア・ウォーニングが出来上がるわけで、その音楽性は「これぞ美旋律!」と言っていいメロディアス・ハードです。フェア・ウォーニングが好きならこっちも好きにならないはずがない! って感じです。 87〜94年に収録された音源をまとめて1枚にした内容になっているので、Voとかは曲毎に違ったりしてるんですが、ぶっちゃけまったく気になりません。兄貴譲りのジーノの泣きGtとどんな曇り空をも青く滲ませる極上のメロディがありゃ、年代なんぞどうでもいいんです! 絶妙にして見事なコーラスワーク、切なさを強調させるアコギメロディー、そして後半になると顕著になっていくエスニックなメロディー、これらは本当見事という他ありません。 お気に入りは「CRYSTAL DREAMS」「EASTERN SUN」。前者は弾きまくりでもないのに頭から離れない素敵過ぎるインスト、後者はエスニック(中華?)なメロディーがたまらない後半のハイライト。 フェア・ウォーニングというか北欧メロハーが好きな人なら是非一度どうぞ! |
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![]() LISTEN TO THE LIGHT / 1998年作 / 86点 |
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| フルレンスアルバムで2枚目。実質3枚目。 「ZENOLOGY」はバラバラに録音されたものを集めたので、メンバーも固定してなかったですが、これは正式なフルレンス。Voはマイケル・フレクシグ一人、ほかの楽器は全てジーノがやってます。 音楽性に一点の曇り無し。「ZENOLOGY」以上に泣きまくるGtメロディーはやっぱ他のメロハーとの違いを感じるし、Keyの美しさも絶品。私は正直マイケルよりはトミー・ハートの方が好きなんですが(ハイトーンはトミーの方が上だろう!)、マイケルも十分に上手いので文句無し。 お気に入りは「MEET ME AT THE RAINBOW」。このバンドにしてはかなり早い曲。でもサビの美しさは最高! |
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![]() ZENOLOGYU / 2005年作 / 88点 |
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| 未発表曲音源集その2。アルバムとしては4枚目。 基本は変わらず。エスニックな要素は減退しつつあるが(バラバラの音源をまとめたからかな?)、その分ハードなナンバーの勢いが良い。でも、メロディの素晴らしさは何も変わらない。ちと産業ロックっぽくなった気もしますけどね。 前から言いたかったんですが、オイラみたいな90年代後半とかに青春を過ごしてソナタとかチルボドとかでメタルに目覚めた人間にとって、このバンドとかフェア・ウォーニングの作る「美しさ」って懐メロを聞いてるような感じがするんですよね〜。 特に「HARD BEAT」のKeyとかを聞くと「Zガンダム」みたいなイメージが沸くんですよね。オイラはそれを「綺麗」って思うんだけど、普通にポップスとかを聞いてる人にとってはやっぱ古い音楽なのかな、とか思ったりしました。だから何と言われると困るんですけど。。 お気に入りは前述した「HARD BEAT」。この曲はね、素晴らしいですね。このKeyの音色、病み付きになります。 |
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![]() RUNWAY TO THE GODS / 2006年作 / 89点 |
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| 8年ぶりのオリジナルアルバム3枚目。もう50歳なのにね‥‥。 で、いきなりメロスピのような疾走曲から始まってビックリ。まあ、その後はいつもの美旋律メロハーでしたが。 それにしても過去最高に弾きまくってますね‥‥。泣きメロから超絶なクラシカルメロまで、しかもGtだけでなくKeyまでもが尋常ではなく乱舞しまくっており、スリリングさに関して間違いなく最高レベル。 しかも美しいメロディはそのままなんだからたまらない。このホワンとした感じKeyはもはや彼のお家芸と言っていいですね。 個人的に彼の最高傑作「HARD BEAT」に匹敵する曲が無かったのは残念ですが、Voを中域でじっくりと歌うタイプに変えたからか、どの曲も実に良いです。8年熟成させただけの事はあるって事かな? お気に入りは「SHADES OF BLUE」。こういうの好き〜。 というわけで、メロハー好きは聞いておきましょ。次はいつ出るか分かんないし。。 |
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| ZONATA (ゾナタ) |
出身地‥‥スウェーデン ジャンル‥‥メロディック・スピードメタル |
![]() REALITY / 2001年作 / 82点 |
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| Keyの音色が世にも珍しいメロスピバンドの2枚目。 ちょい危なげなハイトーンに、怒涛の疾走、かなりクサいメロ。と、典型的なメロスピをやってます。ですが、このバンドの一番の特徴はKeyにあります。 一言でいうとピアノみたいな音なんですが、出番が非常に多く、疾走曲の中にこれだけ大量のピアノ系キーを入れるバンドというのは早々無いと思います。またね、そのメロがたまんないんです。 まぁ、それ以外は普通のメロスピとなんら変わらないんですが、どれをとっても高純度で昇華されているので、メロスピマニアは一度は聞く価値があると思います。 お気に入りは「ILLUSTION OF MADNESS」。サビもいいですし、間奏部分で乱舞しまくるキーもかなりツボです。 |
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![]() BURIED ALIVE / 2002年作 / 80点 |
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| 3枚目にして最後の作品です。惜しい事にこれで解散してしまったんですよ。 で、音楽性は変わっていません。1曲目がジューダス・プリーストのような剛直メタルになっていますが、他の曲はいつものゾナタ節で安心しました。 ですが‥‥前に比べて勢いが無くなりましたね。落ち着いたというか、1曲1曲がよく練れています。それっていいんじゃないの? という声も聞こえそうですが、このバンドの場合、それが決して良い方向に行ってないのが悲しい。練りすぎたが故につまらなくなってるんですよね。 でも「VISIONS OF SORROW」なんかはかなりいいし、「THE LAST STEP」のサビなんかかなり痺れるんですけどね。 |
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