「Like a Yellow Wings」 そのK


 レッツダンス!
 カーテンが上がり、観客席からは凄まじい歓声が鳴り響く。館内のライトが消え、壇上に眩いばかりの白い光が舞い始める。壇上に立っているのは天ノ川学園のウィングスメンバーだ。
 伶奈を含めた十二人は綺麗な菱形になって立っている。そして、音楽が流れ始める。音楽はイギリスで大人気のロックバンド、アオシスの名曲“ライブ・ライブ・ライブ”だ。ビートルズを意識した彼ら独特の滑らかなギターが流れ、心地よいドラムパーカッションが館内に響く。
 “アイ ウォント ア ロックンロールスター(俺はロックスターになりたいんだ)”
 音楽の流れに沿った、滑らかな踊りを披露する天ノ川学園のメンバー達。一糸乱れぬ美しい踊りだ。客席からは静かな声援が聞こえている。天ノ川学園の人達の声がほとんどだが、明日野辺高校の生徒達からもコールが出ていた。
 “アイ リブ ザ ワールド オー イエー(俺はこの世界で生きている どうだ)”
 抑揚の無い歌い方で、ロックなのにどこかゆっくりとした感じの曲。天ノ川学園メンバーは少し早いバレエのような踊りで、壇上全部を動き回る。上下青色のデニムがその音楽とよく似合う。ラフな格好にマッチした手と足の動き、テクノにはないストリート系のダランとした動きだ。それなのに、皆キチッとしたダンスになっている。
 “トゥナイト アイ リブ フォーエヴァー(今日からは俺は永遠に生きてやる)”
 伶奈を中心としたメンバー達は決して事務的ではない笑顔を浮かべながら、気楽に踊っている。曲の感じが既に気楽な曲調だし、彼らは曲の感じを十分に把握しているようだ。
曲を知ってる客は合唱し、一緒になって腕を振っている。そこには天ノ川学園も明日野辺高校も関係無い。
 “ライブ ライブ ライブ エブリバディ ヒアー マイ ミュージック (生きて 生きて 生きて みんなに俺の歌を聞かせてやる)”
 サビに突入し、踊りもサビに入る。しかし、激しさは増す事無く、光にかざされる二十四本の腕が黒い影を帯びてステージに映る。そして、その二十四本の腕が下に下げられ、そのまま再びゆっくりとした踊りが続けられる。しかし、客席は異様な程盛り上がっていて、合唱のボリュームは更に熱を帯び、振られる手は踊っているメンバーの為と言うよりは自分達の自己満足の為のような動き方だ。しかし、皆とても楽しそうだ。場の雰囲気は音楽とメンバー達の踊りによって十分に暖められている。
 “ライブ ライブ ライブ ライブ フォーエヴァー”
 波打ち際に漂うクラゲのような動き。それでも客席は沸きに沸き、知りもしない隣同士の生徒達が肩を抱き合い、全てが一つになったように動きだしている。歌は終わる事の無いサビが続き、踊りはもはや踊りと言うより、踊っているメンバーそれぞれが歌に合わせてリズムを刻んでいるようにすら見える。メンバー達も好き好きに歌を口ずさみ、足はベースドラムに合わせて左右に動き、手も好き勝手に動いているように見える。しかし、ステージに立っている十二人の踊りは皆、綺麗に動きが合っている。
 “ライブ ライブ ライブ ライブ ライブ・・・”
 ギター音が声をかき消していく。ドラムの音も段々と小さくなり、歌全体が消えていくと、客席の歓声だけが残った。
 天ノ川学園の生徒達はゆっくりと踊るのをやめて、客席を見る。客席は皆総立ちに近い状態だった。メンバー達は互いの顔を見合わせながら笑い、ありがとうございました、と大きな声で言って頭を下げた。
 その瞬間、ステージのライトが全て消えた。体育館内が真っ暗になる。声援は一瞬悲鳴にも似た声になるが、消えてから十秒程して再びステージのライトが灯り、声は消える。
そして、その時ステージには明日野辺高校のウィングスのメンバーが立っていた。龍と奈々子を中心にして、他のメンバーを円を描くようにして立っている。皆、俯いて顔の表情が分からない。そして、メンバー達の後ろにクライムのメンバーが楽器を手にして準備している。
 キーボードが軽快に足でリズムをとりながら、鍵盤を叩く。ピアノの音が流れ、その音が壊れ始める。そして、それと同時にドラマーが両足を使ってベースドラムを鳴らし、割れんばかりにシンバルを叩く。ジャンヌダークの“ブラザー”だ。再び館内が騒ぎ始める。先程とは違う騒ぎ方だ。
 ドラムが一際高く鳴ると、靖之ともう一人のギターがピックを握って弦をかき鳴らす。CDではない、生の音楽が館内に充満し、主旋律が流れ始める。そして、龍と奈々子は激しく顔を振り、手を広げて踊りだす。二人を目立たせるように、他のメンバーは小さく踊りだす。龍と奈々子の後ろにいる佑一が大きく息を吸ってマイクを口に当てた。そして、美しい声で歌い始めた。
 “街の明かりも消えた午前零時 苛立ちが消せないから あなたに手錠を”
 小さな奈々子が龍を腰を片手で掴み、荒々しく揺さ振る。龍は逃げようとするが、奈々子は決して手を離さない。周りのメンバーは両手を上げてゆっくりと下に降ろしていく。
 “あなただけはずっと私を見てくれると信じ 私はあなたに熱い口付けをかわす”
 奈々子は龍の首根っ子を掴み、無理矢理自分の顔に引き寄せる。その瞬間、観客席からオオーッ、という声が響く。龍は本気の奈々子から僅かに顔を反らす。勿論、それも練習通りのはずだ。逃げる龍の腕を、奈々子は再び掴む。周りのメンバーは二人の心情を表しているかのように、荒々しく左右に動く。靖之は一層激しく手首にスナップを効かせ、そして、激しいトラムロールと共に歌はサビへと入る。佑一がマイクを強く握り締めた。
 “抱き締めて強く 触られて感じたい 水色の雫が零れるまで壊して”
 今度は龍が荒々しく奈々子を抱き締める。奈々子も龍に抱き合い、魅惑的なダンスを踊る。他のメンバー達は二人と一定の距離を保って、自分で自分を両手を使って抱き締め、踊る。
 “舌を噛んだら夢のようね そして あなたはずっと私だけの夢なの”
 佑一は目を閉じて上を向き、あらん限りの声で絶唱する。光は点滅を繰り返し、黄、白、青へと変わり、メンバー達を鮮やかに彩っていく。
 突然、曲調が変わる。ドラムのテンポが更に激しくなり、ギターがさっきまでの曲とは明らかに違う旋律を奏でる。さっきよりも早く、そして我武者羅と言った感じだ。バンドのメンバー達は頭を激しく振り、ほとんど観客席を見ていない。真っ赤なスポットライト輝きが縦横無尽にステージ上を走り抜け、客の顔までも赤く染める。そして、その曲がエックスジャポンの曲だと分かった人達は頭を激しく振り、場の雰囲気を凄まじいものに変えていく。
 曲が変わり、メンバー達の踊りも魅せるものから客と一緒になって踊るタイプのものに変わっていく。バンドのメンバーと一緒になって頭を振り、手を赤い輝きにかざし、バンドのメンバーを囲み、一緒になって体でビートを刻む。
 佑一は頭を振りながらも、マイクに向かって言葉を投げ付ける。
 “記憶の欠片に描いた薔薇の姿 蒼く染まって砕け散る”
 音楽は前奏から最初のメロディ部分に入る。バンドのメンバー達は相変わらず頭を振っているが、ウィングスのメンバー達は頭を振るのをやめて、手を前にかざし、腰を低くして足を曲げ、ゆっくりと動きだす。
 “過去と未来の狭間で 変わってしまった想い 醜い嘘に成り果てる”
 さっきの歌よりも一オクターブ高い声だが、佑一は見事に歌い上げる。水の流れのように歌は流れ、ドラムとギターが激流のように歌を乗せる。メンバー達はジグザグの形になり、歌に合わせて滑らかに体をくねらす。顔を斜め上に向け、見下ろすように観客席を見つめる。皆、挑戦的な瞳だ。
 “終わりの無い夜空を見つめ 見つかるはずのない涙に手をのばす”
 透き通るような声で佑一は歌い上げる。両隣のギターがむせび鳴くように館内に響いていく。ドラムもスピードを緩め、サビの一歩手前を予感させている。メンバー達は両手で顔を隠し、手を広げてゆっくりと左右に腕をのばしていく。
 一瞬、何もかもが消える。ステージ内も暗闇と化す。そして次の瞬間にはドラムが最大の勢いでシンバルを叩きつけた。
 “ユー ネバー スリーピング 大空に広がった夢は もう誰にも届かない”
 爆発するように光が白くステージを照らす。ドラムは最高のスピードで叩かれ、二本のギターが凄まじい勢いで音量を上げていく。佑一の声も限界まで引き出される。ウィングスのメンバー達もスローだった動きから爆発的なスピードに変わる。両足を前に突き出し、手をかがけ、体全体を使って回りだす。
 “誰も覚えていない記憶でもいい それを目指してはばたいて”
 声が枯れんばかりに佑一は高い声を出し、熱唱する。メンバー達は歌詞に合わせて両手を上に上げ、顔を上げる。
 そして、その状態のまま再びステージが暗くなる。ドラムの音もゆっくりと消え、ギターとベースも消えていく。代わりに、美しいピアノの旋律が流れる。ステージは真っ暗なのにピアノの音だけは消えずにいつまでも清流のような旋律を奏で続けている。さっきまでの二曲とはまったく違う、静かな雰囲気だ。やがてピアノの音にヴァイオリンやビオラなどの弦楽器の音が重なっていく。まるでその暗闇が今までの熱いくらいの喧騒を綺麗さっぱり押し流していくかのようだ。
 再び、ステージに光が灯る。しかし、それは一点だけで、クライムのキーボードだけが照らしだされ、一人キーボードを弾いている。やがて、ステージ全部に光がつく。そこには残りのバンドのメンバーと、見事に衣裳を変えたウィングスのメンバーが立っていた。
女性は黄色がかった白いドレスを身にまとい、男性は漆黒のスーツだ。
 ピアノだけが響く中、佑一は静かにゆっくりと歌いだす。他のパートの人達は動こうとしない。エックスジャポンの珠玉のバラード、“ラブ・フォーエヴァー”だ。
 “君だけが歩いている 振り向かずに歩いている 僕はもう何も出来ない”
 メンバー達もまったく動かない。形はジグザグのまま、その場で身じろぎせずにただたたずんでいる。下を向き、両手を下に下ろし、僅かに足を広げたまま動かない。観客席もさっきまでの盛り上がりが嘘のように静まり返っている。佑一はその中でピアノの音と僅かなヴァイオリンの音の中で歌い続ける。
 “傷つく事には慣れていた でも今だけは 貴女の温もりの中で眠りたい”
 純白の光の中で、歌だけが清らかな水流のように通り過ぎていく。暗闇の観客席は、ステージにいる者からは、誰もいないかのように見える。
 “溢れる涙 もう壊れそうな マイ ハート”
 ピアノの音さえも消えそうな程に小さくなり、佑一の声だけがどこまでも過ぎていく。その声さえも途切れ、そして、
 “ラブ・フォーエヴァー 零れる涙の中”
 光が強さを増し、ドラムが静かに流れ、ギターとベースが全てを綺麗に包み込むようにゆっくりと響く。そして、メンバー達も静かに動きだす。両手を翼のように広げ、音も立てずにステージ上に散ってゆく。それはまるでクラシックに合わせて踊るバレエのように優雅で静か、荘厳だった。
 静かに、しかし壮大になっていく音楽。クラシックとロックが合成したような音楽は、聞く者全てを優しい気分にさせる。光に照らしだされた観客席は皆、手で空に弧を描いている。メンバー達は互いにのばされた手に触れては遠ざかり、再び触れては離れてゆく。
フタを開けたオルゴールのように、万華鏡の中の光景のように流れるようにステージ内を舞う。
 “悲しく 切なく 時間だけが過ぎていく”
 観客席からは何の声援も無い。ただ、ずっと手によるウェーブが続いている。バンドのメンバーは悲しそうな顔で観客席を見つめ、時折目をつぶり、歌に聞き入っていく。ウィングスのメンバーも目を閉じ、手を畳み、足を滑らせて舞い続ける。
 間奏に入る。靖之は目を開けて一つ一つの旋律を確かめるように曲を奏でていく。終わらないバラードは静かに館内を包み込んでいく。メンバー達はゆっくりと再び手を広げ、流れるような動作でその手で空をあおぐ。
 その光景はまだ黒い産毛の残る黄色い翼が、ゆっくりと天に舞い上がろうかとしているようだった。
 ギターとドラムとベースが消え、再びピアノの音だけになる。佑一の声が黄色い翼の向こうから響く。
 “僕独りでは歩けない 君という夢さえも無くなった”
 メンバー達は立ち止まり、のばした腕の中に顔を埋める。羽の中に顔を埋めた鳥のようだ。
 “でも変わらない 想いは永遠に”
 シンバルが小刻みに震え、次第に大きくなり、そして激しく鳴り響くと、曲は最大の盛り上がりになる。観客席のウェーブも最大のものになり、館内の隅にいる先生達までもが手をかざしてウェーブに加わっている。ステージ上のメンバー達はシンクロのように皆が一斉に顔を上げ、手を左右の広げる。
 人という大きな波が十二羽の鳥を大空へ飛ばすかのように、十二人のメンバーはステージ上を自由に飛び回っていく。
 “ラブ・フォーエヴァー ラブ・フォーエヴァー 今でも いつまでも‥‥”
 悲しみと希望とが一体化したような美しい音楽が、いつまでも続く。佑一は歌い終えると静かに目を閉じ、マイクを降ろす。切なげに語られてきたピアノがゆっくりと消えていき、靖之も最後の一弾きを終えると、手を下げる。最後の音の余韻を残しながら、音楽は消えていく。ウィングスのメンバー達は手を下ろし、目を閉じる。
 観客席のウェーブも止まり、ほんの一瞬静寂になる。そして、次の瞬間には盛大な拍手が巻き起こった。皆、総立ちになり、拍手を送る。拍手と声援は体育館内だけではおさまらず、外にまで漏れた。
 ウィングスとクライムのメンバー達はこれ以上無いと言う程の笑顔で、頭を下げ、手を振る。その度に声は大きくなり、拍手も割れんばかりに激しくなる。ステージの端から天ノ川学園のメンバー達も顔を出す。天ノ川学園のメンバー達も嬉しそうに頭を下げる。
 悠の肩を靖之が叩く。悠と靖之は顔を見合わせ、笑い合う。そして、靖之は突然悠の腰を掴むと一気に抱き寄せ、いきなり悠に口付けをした。悠は目をひんむいて驚く。隣にいた涼と伶奈がクスリと笑う。客席からオオーッ! と言う歓声が拍手と共に溢れる。
「あっ‥‥あんたねぇ」
 顔を真っ赤にして悠は言う。
「いい雰囲気だろ? 今は」
 靖之は頭一つ分小さい悠の頭を撫でながら、いつもの笑顔を見せた。
「静香さん、ですよね?」
 伶奈が静香の隣に来る。静香は今だに興奮おさまらない様子で、伶奈を見る。
「何かしら?」
 静香がそう訊ねると、伶奈は小さく笑って右手を差し出した。静香はすぐにその手に自分の右手を絡ませ、強く握る。
「また、いつかやりたいわ」
「私も。でも、来年は三年だから、無理だけどね」
「それは私も同じ」
 歓声に呑み込まれそうな声だったが、二人はしっかりと互いの目を見て、そして腹の底から笑い、握られた手を頭上にかざした。それを見た靖之も、悠の手を取って頭上にかかげる。しかし、身長差があった為、悠の体は少し宙に浮いてしまった。観客席からドッと笑いが溢れた。
 熱い声援と盛大な拍手は、いつまで経っても終わらなかった。


「いい踊りでしたな」
「そちらも」
 客席からは見えない、ステージ端で青山先生と未森先生が腕組みをしながら、光の中で頭を下げる両学校の生徒達を見ながら言う。
「どちらが勝ったと思います?」
「はっはっはっ、勿論我が校の生徒達ですよ。帰ったら頭撫でてやんなくっちゃな」
「‥‥」
「でも、あなたの生徒達も素晴らしかったと思いますよ」
「えっ?」
 珍しく青山先生は嫌味の無い、素直そうな笑顔で未森先生を見た。未森先生はビックリした様子で青山先生を見返す。
「あの笑顔は、私が見てもとてもいいものだと思います。同じウィングスにたずさわる者として、あれを讃えないわけにはいきませんよ。あなたも、素晴らしい先生なのでしょう」
「意外なお褒めの言葉ね」
「私だって、初心を忘れてはいませんよ。楽しく。そうでしょう?」
 そう言って、青山先生は未森先生の肩をポンポンと叩く。未森先生はその姿を見て、ふふふっ、と含み笑いをする。
「その通りですわ。その事が分かっていながら、ルールの変更を考えているなんて、私はあなたの事がよく分からないわ」
「ふふっ。あの子達はとても頑張り屋なんですよ。正直、才能なんて無い。だからこそ、人一倍頑張ってあそこに立っているんです。私は、そんな彼らにもっと脚光を浴びてほしいと思っているだけです」
「‥‥」
「不謹慎、ですかね? 笑顔の彼らには」
「いいえ。でも、あの笑顔がいいと思うなら、そんなにそれにこだわらなくてもいいんじゃないですか?」
 終わらない歓声を聞きながら、未森先生は青山の先生の胸を叩き返す。青山先生は腕を腰に当てて、苦笑する。
「まあ、それもそうなんですけどね。うるさいんですよ、彼らの親がね。是非、競技にしてくださいって。エリート思考なのは、彼らじゃなくて親の方なんですよね。私も本当はんな面倒臭い事、したかぁないんですよ。自分達の子供のダンス、見もしないくせに」
「そんなの、軽く聞き流せばいいんですよ」
「そうします。あなたを見てると、出来そうな気がしましたよ」
「‥‥どういう意味?」
「ははっ、気になさらず。あと、一ついいですか?」
「はい?」
「最後も練習通りなんですか?」
 ニヤリと青山先生は笑ってみせる。未森先生も、つられるように笑った。
「いいえ。よくありがちな、ハプニングよ」
 恥ずかしがる悠の肩を抱いて観客席に向かって手を振る靖之。佑一率いるクライムのメンバー、伶奈率いる天ノ川学園のウィングス。そして、静香、透、涼、龍、奈々子、桜子、シルビア、竹友、乙姫、福之助、綾音。光に照らされた彼らの顔。
 皆、とても幸せで、嬉しそうな顔をしていた。


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