「Like a Yellow Wings」 そのE


 食事の後、メンバーはそれぞれの部屋に荷物を置き、Tシャツに柔らかい素材のズボンなどの動きやすい格好に着替えて、ペンションの裏に向かった。
 裏は先生の言っていた通り、そこだけがぽっかりと木が無く、背の低い黄緑色の草が生えていた。周りにはうっそうと木が立ち並んでいる。すぐ隣には露天風呂のついたてが置かれている。
 メンバーが来た時、既に未森先生は来ていて、しきりにノートにペンを走らせていた。メンバーが来た事を知った未森先生はペンを止めて、皆の前に立った。
「それじゃあ、さっそく始めます〜。今回は物語的な歌なので、最初からみんながステージにいるわけじゃありません〜。最初は静香さんと透君だけで踊り、それから龍君が現われて、そして、サビになったらシルビアさん抜きのメンバーでステージに立ちます〜。踊りもただの踊りじゃなくて、物語に合った感じにしたいと思います〜。では、みなさん端っこに寄ってください〜」
 そう言われ、メンバー十二人は露天風呂のついたての方に集まる。
「はい〜。まずは静香さんと透さんだけ出てきてください〜」
 未森先生はペンで指示を出す。静香と透がゆっくりと前に歩み出る。
「設定は新婚の夫婦なので、フィギュアスケートみたいに体を密着させるような踊りにしましょう〜。抱き合ってクルクル回る感じでね〜」
 透は少し顔を俯かせながら、静香の腰に手を回す。静香も頬を朱色に染めながら、透の背中に手を置く。そうして、二人はクルクルとその場で回る。まるでオルゴールのフタが開いて踊りだしたペアの人形のようだ。
「そうそう、そんな感じ〜。本番ではもっと動きを入れてください〜。そして、Bメロが始まったら龍君が登場します〜。龍君は係長という役なのでちょっと固い感じでね〜」
 ついたてから龍が出る。ロボットのようなカクカクとした動き方だ。
「固すぎです〜。あくまで踊りなので、もうちょっと滑らかでもいいんですよ〜」
 指示を仰ぎ、龍は幾分滑らかな動きになり、抱き合って回り続ける静香と透の周りを回る。
「いい感じですね〜。単身赴任を命じる所では二人に力強く指を差してくださいね〜。勿論、回り続けるだけだと面白くないんで、本番ではもう少しオーバーリアクションにしましょう〜。そして、サビになったらシルビアさん以外のみんなの登場です〜。実際はメンバーを二つに分けてステージの両サイドから入るようにしましょう〜。はい、みんな入ってきて〜」
 メンバー全員が広場に立つ。静香と透、龍を真ん中にしているが、他のメンバーの立ち位置はバラバラだった。
「場所はまだ具体的には決まっていませんが、とりあえずは左右対称です〜。そうね、右側に竹友君、乙姫さん、奈々子さん、悠さん〜。左側に福之助君、綾音さん、桜子ちゃん、涼さんにしましょう〜。シルビアさんは二番目のメロディから入ってもらいますね〜。歌だと二番からの登場ですし〜。そこからは全員での踊りになります〜。シルビアさんは龍君の隣です〜。単身赴任した夫に言い寄る美貌の外人と役です〜。シルビアさんの踊りは官能的なダンスがいいわね、フラメンコみたいに〜」
「分かったね!」
 龍の隣に立ったシルビアは腰をくねらせて踊りだす。とても高校一年とは思えない魅惑的な踊りだ。」
「‥‥先生。大体は分かりましたけど、具体的な踊りに関してはまだ私達の方は全然聞いてないんですけど」
 悠が腕組みをして訊ねる。
「基本的に真ん中の四人の踊りと、周りの八人の踊りは別物です〜。真ん中の四人はあくまで歌に沿った感じで、周りの八人は歌の雰囲気に合った感じの踊りです〜。それではこれから個人的な踊りを教えていきます〜」
 こうして、時間は瞬く間に過ぎていった。


「今回は面白いものになりそうですね、川原先輩」
「ああっ、ミュージカルはあんまりやった事が無いからな」
「でも、お兄ちゃんが係長っていうのはまだ納得出来ない!」
 夕食時、横に並んだ川原兄妹と桜子は、目の前のコロッケを争うように奪い合いながら、談義に華を咲かせる。
 日はまだ落ちてなく、山の向こうはまだほのかに青い。しかし、その上は一面の朱色だ。空は既にいくつかの星が瞬いている。
 夕食はコロッケやとんかつと言った揚げ物だった。他にサラダやひじきの煮物などがある。これも昼食の時同様、凄まじい量が用意されている。しかし、それも腹ペコの十二人にとっては適量だった。
「私‥‥何だか胸焼けがしそうですわ」
「そう言いながら、ちゃんと食べてるじゃない」
「‥‥あんたに比べれば微々たるもんだけどね」
 サラダにばかり手をのばしている綾音に対して、福之助の皿には山盛りのとんかつとコロッケが乗せられる。それを福之助は目にも止まらない早さで平らげていった。
「竹友殿、バス酔いは治ったんですか?」
「ええっ、踊ったんで酔いは無くなりました。今は腹ペコです」
「そうですか、良かった」
 乙姫は肩で吸っていた息をフゥと吐いた。それを横目に、竹友はとんかつに齧り付いた。
「‥‥悠。何でサラダばっかり食べてるの?」
「今、ダイエット中なの。サラダとひじきは体にいいのよ」
「‥‥胸まで痩せるよ」
「そうね! たくさん食べないとシルビアみたいにおっきくならないね」
「あんたのはデカすぎ。そんなにデカいと肩凝るんじゃないの?」
「カタコル? それ、何?」
「あと五年したら分かるわ。そして、そのデカ乳を恨むようになるわ」
「‥‥でも、洗濯板よりマシ」
「あんたは一言多いの! 人の事言えた義理じゃないでしょうが」
 悠は箸で涼の胸をつつく。しかし、悠の手には予想していなかった弾力が返ってきた。
「‥‥ふふっ」
「‥‥」
 不気味に笑う涼を、悠は驚愕の顔で見ていた。シルビアはカタコルカタコルとブツブツ言いながらもコロッケをほぐしている。
「‥‥静香。俺は一つだけ、お前の事で分からない事がある」
「何? そんな事あるの?」
「何故お前はコロッケにそんなに大量のソースをかけるんだ!?」
 コロッケが真っ黒になる程にソースをかける静香に、透は信じられないと言いたげな視線を送る。静香はそれを聞いて、少し偉そうに唇の端を上げてみせる。
「こうすると、ご飯がたくさん食べたくなるんだよ。少しのおかずでたくさんのご飯を食べる。これ、生活の節約術よ」
「‥‥お前ん家ってそんなに貧乏だったっけ?」
 透は箸をカチカチと鳴らしながらぼやいた。
 皆、あまり疲れている様子は無かった。今日は練習と言うより、どんな練習をするか、という段階で終わってしまってしまった為、練習という練習はほとんど無かった。
 未森先生はとんかつを摘みながらも、テーブルの隣に置いたノートに目をやっていた。
「未森、お前も食えよ。三泊するんだろう? こんな時まで考えなくてもいいじゃないか」
 未森先生の隣で山盛りのご飯茶碗を手にした猿飛が言う。猿飛もメンバー達と同じ食卓で食事を取っている。
「おじさん、この部は私が責任を持ってやってるの。だから、私が踊りを考えない事には何にも始まらないの。とんかつなんかいつでも食べられるけど、この踊りには期限があるわ。時間があったら考えていたいの」
 猿飛を見もせず、また珍しく語尾をのばさない言い方の未森先生に、猿飛はフッと苦笑いを浮かべる。
「なかなか大人になったじゃねえか。ガキの頃とはえらい違いだ」
「当たり前じゃない。もうそろそろ三十になるんだから」
「‥‥まだなってなかったのか?」
 猿飛がそう言った瞬間、二本の箸が猿飛の額を突いていた。


 太陽は完全に落ちて、空は暗い紺色になっている。都会よりも多くの星が瞬き、夜空を美しく彩っている。
 その夜空の下、メンバー達は露天風呂に浸かっていた。男女の風呂の間にはついたてがしてあるが、声は丸聞こえだった。男女の風呂とも六畳くらいで、男子の方は四人しか入っていない為ガラガラだったが、女の方は狭い上にやたらと喧しかった。湯ぶねからは夏にも関わらずモクモクと湯気が出ている。湯気は女性を妖艶に見せると言うが、喧しい女湯に妖艶な雰囲気は微塵も無かった。
「はあぁ、真夏の露天風呂ってのもおつなものねぇ」
「‥‥悠、おっさん臭いよ」
「うっさいわ‥‥」
 頭の上にタオルを乗せた悠は歯を剥出しにして怒ろうとするが、湯ぶねにプカプカと浮いている涼の二つの胸を見て絶句してしまう。涼はその視線に気づいて、フフフッと不気味に笑った。
「どうしたね?」
 涼の肩からひょっこりとシルビアが顔を出す。シルビアの胸は涼よりも凄かった。
「‥‥独りぼっちになったから絶望してるの。話しかけちゃダメよ。特にあなたは、ね」
「?」
 シルビアには、どうやらその言葉の意味は分からなかったようだ。
「静香先輩。一つ聞いてよろしいかしら?」
 岩に背をつけて寛いでいる静香の右隣に、綾音が座る。二人共、髪型が似ている事は誰が見ても分かった事だったが、こうして裸で並んでみると体付きまで似ていた。綾音は眼鏡を外している為、余計似ているように見える。美しくのびる四本の足が、湯の中でユラユラと揺れている。
「何?」
「‥‥透先輩とはどこまでいってるんですか?」
「えっ?」
 そう聞かれ、静香はビクリと体を震わし目を丸くして綾音の方を見る。綾音は身じろぎせずにじっと静香を凝視している。湯に無数の波紋が広がった。
「だって、つい最近付き合い始めたわけじゃないんですよね? だったら、もうあ〜んな関係になっちゃってるって、普通なら考えますわよ」
「それ、私も気になります」
 静香の左隣に乙姫が座る。長い髪の毛を丁寧に後ろで結ばれ、湯に浸からないようにしている。胸や体付きは静香や綾音に比べるとやや劣る、と言った感じだ。しかし、剣道で鍛えられた肢体は、均衡がとれていてとても美しい。そんな乙姫も真剣な眼差しで静香を見つめる。
「ええと‥‥それは‥‥」
 両側からの強力な視線に圧倒されて、静香は押し黙ってしまう。額まで真っ赤にして、口まで湯に浸かりブクブクと泡を立てる。
「あれって‥‥やっぱり痛いんですか?」
「どうなんですか?」
 グググッと顔を寄せ、綾音と乙姫は言い寄る。その目付きは単なる興味本位というレベ、ルではない。静香は両耳から入ってくる、どうなんですか? という呪文のような言葉に気が動転してしまう。
「うううっ‥‥は」
「は? は、何ですの?」
「ですの?」
「はっ‥‥裸までは見せたけど、それ以上は‥‥」
 そこまで言うと、静香は完全に湯の中に顔を沈めてしまった。顔を見合わせた綾音と乙姫は二人同時に頷き、湯の中に手を入れて、静香の顔を湯から引きずり出した。
「何で、それ以上いかなかったんですの?」
「ですの?」
 真剣と言うより、もはや脅迫じみた二人の顔に、静香は完全にまいってしまった。頬を伝う雫は湯なのか脂汗なのか分からない。
「だって‥‥両親が帰ってきたから‥‥」
 刑事に迫られて自白した犯罪者のように、静香はそこまで言うとカクッと首を曲げて気を失ってしまった。頭を岩の上に乗せ、そのまま動かなくなってしまう。
「‥‥あんまり参考になりませんわね、この先輩」
 首を振って、綾音は苦笑いをする。
「でも‥‥裸までは見せたんですよね? それだけでも凄いです」
 茹でダコのような真っ赤な静香の顔をツンツンと指で突きながら、乙姫は尊敬の眼差しでもの言わぬ先輩の顔を見つめる。
「あなたは大和撫子だから、それだけでも凄いって思うんですのよ」
「と、言う事は、綾音殿はそれ以上の事をやったんですか?」
「へっ? ‥‥いや、別にそういうわけじゃないけど」
 乙姫の問いに、綾音は慌てふためいて言葉を濁してしまう。乙姫はそれを見て、小さくため息をつく。
「この人も大して参考になりませんね‥‥」


 一方、男湯。     
「透。そんな話、聞いてないぞ」
 龍は疑惑に満ちた眼光を透に向ける。透は相変わらず、シラッとした様子でその眼光をかわす。龍の体付きは正直、男とは思えない程華奢だったが、どこか男らしい色気に満ちている。対する透はいかにも男らしい、がっちりとした感じだ。
「そこまで言う必要は無いだろう? 最低限のプライベートだよ。まあ、龍に言わなかったのはちょっとまずかったかな?」
「まあ、いいよ。‥‥成功したら言ってくれ」
「‥‥分かった」
 透の胸をトントンと手を叩いて、龍は静かに笑った。透も無理の無い爽やかな笑顔を返した。
 静香達の会話は、全て男湯に筒抜けだった。透や龍はそれが分かっていながら、黙っていた。そして、自分達が話す時はとても小さな声だった。
 男湯は女湯に比べてとても静かだった。人数も女子に比べて半分しかいないうえに、その半分も元気に話すタイプではなかった為だ。
「でも‥‥凄いですよ。静香先輩とそこまでいけるなんて」
 並んで岩に背を預けている透と龍の前に、福之助が近寄る。特徴の無いのが特徴。太っても痩せてもいないその体付きは、そんな言葉が当てはまった。
「ははっ、一年も付き合ってればこんな事もあるさ。君や竹友君だって、いい子がいるだろう? 静香に言い寄ってた二人は、君らといつも一緒じゃないか」
 静香の事を出されてもまったく動じる事無く、透は小さく笑うと福之助に怪しげな視線を送る。
「僕と綾音は小学生の時からずっとこんな感じでしたから」
「幼なじみってやつかい? でも、綾音さんの方は随分とお金持ちみたいだね」
「家が隣同士なんです。まあ、僕の家は彼女の家に比べると米粒みたいなもんですけど」
 福之助は相変わらずの目をしながら、ポリポリと頭をかく。
「家柄なんか関係無いよ。だと思うだろ? 竹友君」
 龍は艶かしく髪の毛をかきあがながら言う。色んな事を経験した者の言い方だ。
「えっ? 何で自分にふるんですか?」
「君の歩く道も似たもののような気がするからね」
「‥‥どういう事ですか?」
 三人から少し離れた所にいる竹友が、気の焦りを懸命に抑えた様子で訊ねる。透よりもいかつい体格は、伊達に戦争マニアを語っていないようだ。
「良家のお嬢様って感じじゃないか、乙姫さんって。家は竜宮城だったりして」
「べっ! ‥‥別に自分はそんなつもりは‥‥」
「膝枕で寝てたじゃないか。気持ち悪そうだったけど」
「‥‥自分、記憶にないんですが」
 竹友は眉をしかめて、腕組みをする。どうやら、竹友はバス酔いの時の記憶が無いようだ。
「まあ、いいさ。彼女なんて案外あっさり出来るもんさ」
 あさっての方を見ながら、龍は大人っぽく笑った。
 その時だった。ついたてがガタガタと音を立てた。四人がついたての方を見ると、ついたての上の方から奈々子がひょっこりと顔を出した。
「お兄ちゃんの彼女は私だよね!」
 話を聞いていたらしい奈々子は、力んだ顔で無理に笑顔を作った。かなり恐い顔だった。
ついたてからは顔までしか出てないので、奈々子の体までは見えない。
「お前‥‥男湯を覗くな」
「じゃあ、お兄ちゃんも女湯を覗けばいいんだよ」
「‥‥それは犯罪と言うんだぞ。あと、俺の彼女はお前じゃないよ」
 透と龍は腰にタオルを巻いたまま入っていたので別段驚きもしないで、奈々子を見ているが、前を隠していなかった福之助と竹友は慌てて前を隠す。奈々子はそんな事おかまいなしについたてをよじ登ろうとする。しかし、身長が足りないのか、なかなか出来ない。
「じゃあ、誰なのよ?!」
「あんまり興味無いんだよ、異性には。お前も知ってるだろ?」
「えーーーっ! お兄ちゃんって男の人が好きなの?」
 奈々子が驚愕した様子で絶叫する。透は龍をチラリと見ると、少し龍から体を遠ざけた。龍はジロッと透を睨む。
「透‥‥。本気にしてるんじゃないだろうな?」
「‥‥まさか」
「じゃあ、何で俺から離れる?」
「‥‥俺、離れてた? いやぁ、全然気がつかなかったなぁ」
「‥‥」
 とぼける透に、龍はきつい視線を外さなかった。
「ううっ‥‥奈々子ちゃん。おっ、重たいよぉ」
 ついたての向こうから桜子の声がする。首を絞められているような、悲痛な声だ。
「もうちょっと我慢して桜子ちゃん! もう少しで男湯に行けるから」
 奈々子は下を向いて、躍起になって言う。女湯では、奈々子の両足を肩に乗せて藻掻く桜子がいた。二人共、見事に全裸だ。女らしい、と言うより子供っぽいと言える二つの体が、ついたてにヤモリのように張りついている。その様子を見ている他の女子達は言葉も無く、ただ黙ってその光景を見ているだけだ。呆気にとられている、という顔だ。
 桜子は猫耳を飛び出させながら、懸命に踏張っているが、足は派手な貧乏揺すりのように揺れている。あと一分も保たなそうだ。
「うぐぐぐぐっ‥‥もう、限界‥‥」
「あっ! ちょっと桜子ちゃん? ってきゃあああ!」
 五秒もしないで限界に達した桜子は、ガクッと膝を折ってしまう。その瞬間、奈々子の体が宙に浮き、次の瞬間には奈々子の体は重力の法則に従って下に落ちた。そして、桜子の腹にその小さな尻を思い切り落とした。ドスン、という鈍い音が響いた。
「にゃ!」
 桜子は猫が尻尾を思い切りふんずけられたような奇声をあげる。そして、何か事切れたように、その場で失神してしまった。そんな桜子の体の上に奈々子の体が重なった。奈々子も痛そうに顔を歪めている。
「いったーい! もう、桜子ちゃん! ちゃんと持っててって‥‥桜子ちゃん?」
 頬をつねってもうんともすんとも言わない桜子を見て、奈々子は顔面蒼白になる。自分が桜子の上に股がっている、という事に気づいていないようだ。
「‥‥私‥‥この歳で殺人?!」
 口からカニのように泡を吹く桜子の肩を激しく揺さぶりながら、奈々子は涙ながら絶叫した。その声は遠く、遥か彼方までこだました。


第三章・完
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