短編小説 ミステリー系作品


「Bloody Lover」 原稿用紙枚数・・・70枚
不慮に事故で瀕死の重傷を負い、吸血鬼に噛まれた事によってその命を救われた高校教師。だが、命を助けられた代わりに、彼は血を吸わないと生きていけない体になった。そんな彼に献身的に尽くそうとするある女子生徒。
懸命に拒絶する教師。彼が最後に下した決断とは‥‥?
少年漫画なんかに物凄くよくありそうなパターンの、「吸血鬼+学校」物。結末はそれなりに工夫はしたつもりだけど、まだまだ改善の余地があったかもしれません。まあ、たまにはこんな作品も書かせてよ。


「ミレルヴァーナの夕闇」 原稿用紙枚数・・・55枚
古代ギリシャ(らしき場所)。愛妻を病気で亡くした男カシミスは絶望の末、街の真ん中に佇む湖ミレルヴァーナに身を投げた。死を覚悟したカシミス。だが、気がつけば湖の真ん中の孤島に流れ着いていた。そして、そこにはもう1人、女が流れ着いていた‥‥。
どっかの古代を舞台に、妻を思う男と夫を憎む女の交流を描いた物語。かなり昔に描いた作品なのですが、一体何をテーマにしていたかは不明(書いた本人なのに)。多分、死者を思う心、みたいなモンだと思います。
美しい湖の孤島で繰り広げられる男女の心のやりとりが読みたい方は是非どうぞ。


「ICE ROSEの童話」 原稿用紙枚数・・・39枚
みなしごだった少女ローズは優しいおじいさんとおばあさんに拾われ、美しく育った。そんな彼女の前にその街の王子レイクが現れ、彼女に結婚を申し込む。幸福に包まれるローズ。しかし、結婚式前日、彼女に悲劇が訪れる‥‥。
その名の通り童話風に描かれた作品。残酷で悲しい恋物童話です。


「刺青時鳥小唄  (シセイトキツノトリウタ)」 原稿用紙枚数・・・43枚
明治時代の日本、田舎から上京してきた恭介は、友人に誘われて行った娼館で美しい女、風羽(かざは)と出会う。彼女の体には見事な鶯(うぐいす)の刺青が彫られていた。恭介は、彼女にも、そしてその刺青にも強烈に惹かれていく。
谷崎潤一郎作「刺青」に触発されて作った作品。官能的なエロスとそれに溺れていく男の姿をご覧下さい。ちなみにタイトルの時鳥とは「鶯」(うぐいす)の事。


「夢を見ながら死にたいと、あなたは言った」 原稿用紙枚数・・・48枚
ビデオレンタル店のアダルトコーナーで出会った悠司と悠子。二人は二十歳を超えていたにも関わらず、性的経験が無かった。そして、二人は結ばれる。その時の快感にはまった二人。そして、その行為はより加速していく・・・・。
「破滅的快楽」を描いた作品。単なるエッチを通り越して、究極のサドマゾになっていく二人は、心臓の弱い方には刺激的かもしれません。

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